起点
社内の状況を、一つの場所に寄せたい。
最初に困っていたのは、タスクの埋もれと期限切れでした。海外製のタスク管理 SaaS を導入したものの、画面は情報が多く見づらく、タスクの階層や多機能な操作を覚える前に「やる気を失う」という声が現場に広がりました。部署ごとにグループを作り、その中にプロジェクトを立てる——求めていたのはそこまでの複雑な高機能ではなかったので「単純に使いにくい」という印象だけが残っていきました。
結果、ツールを開かず電話や Slack で報告する元の形に戻る人が増えました。部署ごとに使い方のルールも異なり、そのルール自体を全体で見られる場所もなかったため、運用はさらにばらばらになっていきました。
タスクを確実に回すには、通知の届き方や、社内の運用ルールとの相性が重要だと分かり、自社の現場に合わせて作り直す方向に舵を切りました。それが TasCure の起点です。のちに TasCure は、この「複雑さ」と「ルールの見えなさ」を解消する方向で育ち、現場に定着していきました。
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江口 広太(代表取締役) 一人の管理職が自分用に作っていたものを見せてもらったとき、これは個人の道具ではなく会社の基盤になり得ると感じました。東京・大阪・沖縄での「状況の共有」を課題と感じていた中、一つの場所に寄せたい——その判断で、全社展開を進めることにしました。